九州大学は、2006年のノーベル平和賞受賞者、ムハマド・ユヌス氏が代表を務めるユヌス・センターと、27日に提携研究機関設立のための覚書の締結を行った。
九州大学によると、ムハマド・ユヌス氏を招き、27日に福岡市内で「福岡アジア文化賞20周年記念 ムハマド・ユヌス氏講演会」を開催。ユヌス氏は貧困のシステムや、その解消について講演。講演会の最後にユヌス・センターと九州大学との間で「グラミン・クリエイティブ・ラボ(GCL)@九州大学」、ユヌス・センターと九州大学、NTTとの間で「グラミン・テクノロジー・ラボ(GTL)」の設立検討に向けた覚書の締結が行われた。
GCLは、グラミン銀行のソーシャル・ビジネスのネットワークと大学の連携により、ソーシャル・ビジネスにおける新たなビジネスモデル構築を行うためのインキュベーター組織。同行と提携する各国大学内にあり、日本では立教大学に続いて2例目となる。