オランダの画家アンソニー・ヴァン・ダイクの最後の肖像画が、12月のサザビーのオークションに出品されることが決定し29日、報道陣に公開された。4億円以上の値がつくのではないかと見られている。
ヴァン・ダイクはオランダのルーベンスに師事。助手を経て、肖像画家として活動するようになり、英国王チャールズ1世の宮廷お抱え画家となってからは英国に移り住んだ。
軽妙なタッチと独特の明るい色彩感覚は後世にも名を残し、結果として絵画不毛の地だった英国に美術を根付かせることになり、多くの画家が影響を受けている。
このオークションは12月にロンドンで行われる。
ヴァン・ダイクの最後の肖像画