国際通貨基金(IMF)は1日、世界経済見通しを発表し、2010年の世界全体の実質成長率は3.1%と予測した。これは、前回7月から0.6ポイント上方修正したもの。
中国など新興国が成長し、世界経済が緩やかな回復に向かうという観測から、上方修正となった。中国一国で見れば2009年は8.5%、2010年は9.0%に各々、上方修正されて世界経済を引っ張っていくと見られている。
一方、日本は2010年が1.7%で変わりなかったが、2009年はマイナス5.4%で0.6ポイント上方修正した。米国も2010年に1.5%とプラスに転じる見込み。