経営者必見!世界一の部下の育て方【イチロー編】

あえて谷に突き落とす

 今や最も有名な日本人の一人でもある、プロ野球大リーグのイチロー選手。日本ではオリックスに在籍していたが、最初からずっと1軍選手として活躍したわけではない。2軍生活という谷に落としたのが、先日、亡くなった土井正三氏(当時監督)だった。

 その土井氏の告別式で、当時の巨人監督の川上哲治氏が「君の名誉のために言っておきたいことがある」と声を大にして言った。2軍に落としたその真意は、野球がチームプレーであると教えるためだったのだという。

 土井氏は、1993年のシーズンではイチロー選手を開幕では抜擢したものの、途中で2軍行きを命じた。「イチローの才能を見抜けなかった」「イチローの振り子打法を否定した」などと散々な言葉を浴びせられた。だが、本人は沈黙を守り、むしろ甘んじて批判を受け入れていたようにも見える。

 当時を知る関係者は「当時のオリックスでは1軍では、外野の層が厚くレギュラーとして試合に出られないことはわかっていました。だから、2軍なら試合でずっと出られるということが理由だったようです。実は土井さんは、イチローのことを10年は1番ライトでレギュラーを取れる選手になると考えていました」と語る。


イチロー選手

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