経営者必見!竹田和平流経営で会社が蘇る(独占インタビュー)

国がやっていることはいつか…

 みなさんは定額給付金を受け取っただろうか。実は竹田さん、孫の見ている前で、定額給付金の申請用紙を破いた。この意味するところは何か? これはあまり国家を頼るな、ということを教えるためだというのだ。日本政府によって様々な景気対策が採用されてきた。ただし、竹田さんはこれに対して異を唱える。

 「景気というのは『気』の問題。好景気にも不景気にも、どっちも気という字がついとるだねぇ。今は日本もマイナス成長になっているけど、何ごとにも道を拓くというのは気がいる。国家がお金を出して福祉をやっとるけど、いつまでもそんなんじゃ補いきれんもんだ。本当は自由が、いちばん元気が出るもんでねぇ」

 つまり、国に頼りすぎているきらいがあるということ。永遠に福祉などを国に面倒を見てもらうことなど到底不可能。こうした状態はいつまでも続くことはない。だが、一方で自由競争を行っている民間は雇用も不安定で、先行きは見通せない部分も多い。

 「みんな、せっかく一流企業に入ったというのに、いつクビになるのかなとビクビクしとる。それはみんなが自我の経営をしとるでねぇ。それでよ。それにエリートばっかり集まっとっても食えん。人間は本来、自我のある存在だから、それぞれが希望の道を歩んでいるでねぇ」

 現在の自由競争だけでは行き詰っているという。そこで、竹田さんは新しい概念が必要だという。それは?

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