仏国で開催中のパリファッションウィーク2010春/夏(パリコレクション)で8日目(10月8日)は、デザイナー、ジャン・ポールゴルチェの去就が注目されるエルメスなどビッグブランドご登場した。
エルメスは、テニス選手をモチーフにしたコレクション。ラリーのラケット音を効果音として使用したり、ランウェイをテニスコート模様にしたり、モデルがヘアバンドを着用したりするなど演出を凝らした。
2004年からデザイナーに就任したゴルチェ氏は一部に、このコレクションを最後にエルメスを去るとも報道された。だが、この日も、プレタポルテのショーの終わりに、テニスルック調のモデルとともにランウェイで笑顔を見せていた。
また、エルメスインターナショナルSCAのパトリック・トーマスCEOは、ブルームバーグの取材に「中国やアジアの市場は育っている。アメリカ市場もややポジティブにとらえている」と語っている。
トーマス氏とゴルチェ氏の関係は良好とされており、ゴルチェ氏が去る理由はないと見られる。アジアでの市場拡大とともに、去就にも注目は集まる。
ジャン・ポール・ゴルチェ氏