日本企業の特許資産が最も多い企業はパナソニックであることがわかった。
この調査は、日本の特許庁に2009年3月末時点で登録特許を保有する企業を対象に、独自の指標を用いて算出した特許資産の規模ランキングで、調査会社のパテント・リザルトが集計した。
今回1位となったパナソニックは、保有特許数が最多。1件あたりのポイントも高く、質量ともに充実していることがわかる。技術的には、半導体メモリの技術、携帯電話のデータ処理技術、マイナスイオンの発生技術などで特に注目度が高かった。
ランキング上位10社のうち、特許1件当たりの注目度が最も高かったのはセイコーエプソン。前回からの規模の増加率はトヨタ自動車が最大だった。
◆企業の特許資産ランキング
(左から順位、社名、特許資産規模、前年比(%)、1件あたりポイントの順)
1 パナソニック 98万6917 4.9% 25.24
2 東芝 48万3749 0.5% 17.65
3 キヤノン 46万1348 -3.1% 18.45
4 日立製作所 43万9777 -3.4% 20.24
5 セイコーエプソン 42万8347 7.8% 26.44
6 シャープ 41万4359 7.6% 21.77
7 三菱電機 38万7292 2.6% 19.83
8 トヨタ自動車 36万8196 29.8% 23.00
9 富士通 30万9638 1.6% 17.93
10 ソニー 30万8660 14.7% 17.15