将棋の第20期女流王位戦で、石橋幸緒女流王位(28)と、挑戦者の清水市代女流2冠(40)の第2局が14日、札幌市内で行われ、石橋女流王位が129手目に反則手を指して敗れるという珍しい結末となった。女流タイトル戦で反則負けは史上初。
自陣の角が、進路中にいる別の駒を飛び越えるという反則。角はルール上、斜め四方向のみに進み、かつ、進路の上にある駒を飛び越えることはできない。
石橋女流王位は自身のブログで、「いやぁ・・・」と題して心情を吐露。「自分でも何がおこったのかわかりませんでした。・・・・・観て応援してくださっていた皆さんにはお詫びよりありません。すみません(*_*)まぁ悪手以前の問題ですから、気持ちは大丈夫です」と魔が差してしまったようだ。
これで1勝1敗のタイとなったが気を取り直して「また三番勝負になっただけです。来週がんばります!」と語っていた。