ベネズエラのチャベス大統領は14日、同国のホテル「ヒルトン・マルガリータ・スイーツ・ホテル」を接収した、と発表した。
ベネズエラ政府は同ホテルの株主でもある。ただし、接収するまでは常識的に考えにくい中で、一国の首長が私企業に対してそれをやってしまった。このニュースは驚きをもって迎えられ、国内よりもむしろ海外で大きく報道されることになった。
ベネズエラは、チャベス氏が大統領に就任して以来、電気、サービス、銀行など多くの業種で国有化が行われてきた。また、過去にも国内のヒルトン系列ホテルが国有化されたことがある。
一部には「オーナーが生意気」という理由で接収されたという報道もある。