ヘッジファンドの「ガレオン・テクノロジー・ファンド」の創業者らが、不正なインサイダー取引によって2000万ドル(約18億円)以上の利益を得ていたとして起訴した、とSECが発表した。インサイダー取引としては、近年に例がない規模だという。
創業者ラジ・ラジャラトナム被告(52)はスリランカ生まれで、英サセックス大を卒業、ペンシルベニア大ウォートンスクールでMBAを取得。米NYにて同社を設立し、現在は複数の10億ドル規模のファンドを運用していた。
個人資産は、83億ドル(約7500億円)で、フォーブス400の236番目に入っていた。
グーグル、IBM、サンマイクロシステムズ、ヒルトン株などをインサイダー情報によって取引していたとして、FBIに合計6人が逮捕されていた。