資生堂は、子会社「資生堂ヨーロッパ」を通じ、12月からアゼルバイジャンで富裕層向けの化粧品ブランド「SHISEIDO」の販売を開始することを発表した。
これにより、海外での資生堂化粧品の販売は、世界73の国と地域になる。アゼルバイジャンでは、初年度は8店舗で販売を開始し、今後の事業拡大については市場の傾向を見極めながら判断するという。
アゼルバイジャンはここ数年の経済発展が目覚しく、消費者の購買力が大きく伸張している。なかでも、女性たちの「美しくなりたい」という意識と高級化粧品に対する関心はともに高まっており、化粧品に求めるニーズも多様化している。同市場にはすでに多くの欧米化粧品ブランドが参入していて、資生堂は日本の化粧品会社としては初めての本格参入となる。