米国第16代大統領エイブラハム・リンカーンが行った演説の直筆原稿が、英競売大手クリスティーズで2月12日に競売にかけられる。
原稿はリンカーンが南北戦争中の1864年11月10日、大統領に再選された後に米国の再統一を国民に呼び掛けた演説の草稿で、4ページに及ぶ。1928年からニューヨーク州郊外の図書館が保管していたが、新館の増築に伴い競売にかけることが決まった。
原稿は最低300万ドル(約2億6000万円)から400万ドル(約3億5000万円)の値がつくと予測される。クリスティーズのクリス・クーバー副社長は「直筆原稿の出品に、リンカーンマニアは熱狂している」と期待をかけている。