佐賀県伊万里市の民家で昨年10月、庭に埋めて貯蓄していた現金約3億6000万円が盗難にあっていたことがわかった。
所有者はこの家の住人で、昨年12月に80代で亡くなった会社役員の男性。「約40年かけて、老後のために蓄えていた」と話していたという。県警伊万里署は窃盗事件とみて捜査している。
現金はすべて一万円札。「銀行は金利が低いから手元に置いておくほうがいい」と容器に現金を入れて庭に埋めていた。
最後に土中から取り出したのは平成19年10月。男性は埋めた場所に異常がないか毎日チェックしていたが、昨年10月10日朝に様子を見に行くと、掘り返されて容器ごと無くなっていた。