アジア太平洋地域や世界の優れた映画作品や俳優、製作者を表彰する国際映画祭「アジア・パシフィック・スクリーン・アワード(APSA)」は26日、2009年度の最優秀賞各賞を発表し、「おくりびと」でノミネートされていた本木雅弘さんが最優秀主演男優賞を受賞した。
2009年APSAには、16の国と地域から多数の作品がノミネートされ、日本からは中国の6作品を超える合計7作品と、国別では最多のノミネートがあった。オーストラリアのゴールド・コーストで開催された表彰式には、800人以上の映画関係者が出席。歌手のAIさんがスペシャル・パフォーマンスとしてヒット曲「Story」や「おくりびと」を披露するなど、華やかな雰囲気に包まれた。
APSAはCNNインターナショナル、ユネスコ、国際映画製作者連盟(FIAPF)、オーストラリア・クイーンズランド州の協賛により開催され、国際審査員により作品の素晴らしさと自国の文化をどのように投影、表現しているかによって審査される。授賞式の模様は、CNNで12月3日より放送される番組「ザ・スクリーニング・ルーム・エクストラ」の中で、日本を含む全世界にむけて紹介される。
【2009年度APSA 主要最優秀賞】
最優秀作品賞:「Samson & Delilah」
監督賞:陸川「南京!南京!」
主演男優賞:本木雅弘「おくりびと」
主演女優賞:キム・ヘジャ「母なる証明」