JTBは2日、JTB旅のアンケート「たびQ」で実施した「クルーズ」に関するアンケート調査結果を発表した。海外での一番人気のクルーズ海域は「地中海・エーゲ海」、また今後もクルーズに「参加したい」人は90%で、非常に高いリピート率があることがわかった。
このアンケートは30代から60代を中心とする3198人が対象。調査の結果、クルーズ経験者のうち、「日本船」に乗船したのは45%、「外国船」は40%で、両方の経験者は15%だった。日本船には言葉の不安がなく日本的なサービスがあるなど外国船にはないサービスがあり、また外国船ではクルーズのイメージそのままの醍醐味が味わえるため、好みが分かれる結果となった。
クルーズ海域は「日本国内」が45%、海外では「地中海・エーゲ海」が最も人気が高く13%で、「アジア」12%、「オセアニア」8%、「バルト海」5%と続いた。
クルーズ期間は「1~3日間」が77%で最も多く、クルーズというと長期のイメージがあるが、手始めに1~3日間のショートクルーズから始める人が多いことがわかった。「4~7日間」は15%、「8~14日間」は4%で、外国船に乗る場合に人気の「フライ&クルーズ」利用の多くはこの日数になる。
今後参加してみたいクルーズとしては「子供が大きくなったら夫婦で世界一周クルーズ」や「豪華客船の旅」などの優雅なものや、「南極または北極海クルーズ」や「コロンブスのたどったコース」などロマンを感じるもの、「クルーズ結婚式」など夢があるものまで様々だった。また今後もクルーズに「参加したい」と回答した経験者は90%だった。一度クルーズの楽しさを知ると次回も乗りたいと思う人が多く、高い確率でリピーターになる傾向があるのが、クルーズの大きな特徴。世界的にもクルーズ人口は増加傾向にあり、今後日本でもクルーズの人気はさらに高まりそうだ。