「女医会」「姉歯研修医」「はちべえ」…
超毒舌ドクターとして時に辛らつで、時にやわらかく、医療系のお話とは思えないくらいにエンターテイメント性に富んだブログ「毒舌ドクターBermudaの三角形な気持ち 産婦人科残酷物語3」が人気となっている。とても現役の医師が書いているとは思えない語り口調で、一日のアクセスは多い日で10万件にも上り、今や日本で最も読まれている医療系ブログの一つになった。そして、人気のあるブロガーに贈られる賞「ジャパンブログアワード2008」の「趣味・暮らし部門賞」も受賞した。
女医だけの飲み会「女医会」に参加した時の様子を「セクハラはご法度。女医会に参加した女医さんと後日、おつきあいするなんてこともご法度。この日だけはバチカンよりも男女関係に厳格ですから」などと色っぽく描写している。登場人物もユニークなネーミングで、同期の「姉歯研修医」（姉歯建築士似）、うっかりミスの多いナースを「はちべえ」など独特の笑いを誘う。
また、日々多くの人の生死に直面する職業だが、ある時、病院の売店のレジで自身の前に並んでいた高校生が数時間後に亡くなり「人が死ぬことに慣れてきたのかと思ったけど やっぱり全然慣れていなかった」と苦しい心情を吐露したり。ここは、笑いと涙でつづったちょっとした人生劇場が展開される。この日常に多くの読者がドンドンと引き込まれていくのも分かる気がする。やはり、正体が気になる。そこでBermuda（バミューダ）医師を直撃した。
