米大リーグのヤンキースからフリーエージェントになっていた、松井秀喜選手(35)が、エンゼルスと1年契約で合意したことが分かった。ニューヨーク・タイムズなどが14日報じた。
契約の提示条件は、単年で650万ドル(約5億7000万円)だという。ヤンキースでは、ここ4年で5200万ドルという条件で契約していたが、年齢面や膝の古傷、さらには全体的な緊縮財政ということもあり、こうした契約条件提示になったと思われる。エンゼルスにとっては安い買い物だろう。
ヤンキースでの、松井選手の金銭面に関しては、球場などへの広告費でほぼ年棒分に近い金額が出稿されるなど、営業面でも貢献していた。そうした営業面での活躍にも期待できそう。
大リーグは、日本よりも、金額から見て、活躍度合と営業面での貢献が上回るかどうかをシビアな目で見る傾向にある。35歳というベテランになって5.7億円を提示された松井選手の価値はまだまだ高そうだ。
松井選手は昨季、膝の故障のためシーズン序盤を棒に振ったが、打率274、本塁打28、打点90をあげ、またワールドシリーズでは3本塁打、8打点の大活躍でMVPも獲得した。
松井秀喜選手