米スポーツ誌「Street & Smith’s SportsBusiness Journal」は14日、スポーツビジネスにおいて最も影響力がある人物をランキングした2009年度「The 50 most influential people in sports business」を発表した。
1位は国際オリンピック委員会会長のジャック・ロゲ氏、2位はアメリカンフットボールの米国プロリーグNFLのコミッショナーを務めるロジャー・グッデル氏、3位はESPNおよびABCスポーツ社長のジョージ・ボーデンハイマー氏だった。
1位に選ばれたロゲ氏は、アメリカのスポーツ業界に何をしたかではなく、しなかった影響の大きさという意味で選ばれた。今年は2016年のオリンピック開催地としてリオデジャネイロが選ばれ、アメリカの候補地・シカゴは落選し、米スポーツ界に多大な影響を与えた。これはロゲ氏の下で、国際オリンピック委員会の収益源が多様化し、オリンピックのアメリカへの依存度が減少したためとされている。
【スポーツビジネスで最も影響力がある50人、トップ10】
順位(2008年の順位との差)、名前、役職
1位(+29):ジャック・ロゲ、国際オリンピック委員会会長
2位(+2):ロジャー・グッデル、NFLコミッショナー
3位(-2):ジョージ・ボーデンハイマー、ESPN/ABCスポーツ社長
4位(-1):デビッド・スターン、NBAコミッショナー
5位(-):ブライアン・ロバーツ、コムキャスト会長兼CEO
(-):スティーブ・バーク、コムキャストCOO
6位(-1):ディック・エバーソル、NBCユニヴァーサル・スポーツ&オリンピックス会長
7位(-1):バド・セリグ、米大リーグ(MLB)コミッショナー
8位(+11):チェイス・ケイリー、ニューズ・コーポレーション副会長、社長兼COO
(-1):デビット・ヒル、フォックス・スポーツ会長
9位(-7):ジェリー・ジョーンズ、ダラスカウボーイズのオーナー
10位(-2):ショーン・マクマナス、CBSスポーツ/CBSニュース社長