最速記憶術「つがわ式」が「収入を記憶できず」脱税

 一瞬にして漢字を覚えることができ、「世界最速『超』記憶法」などの著書でも有名な通信教育「つがわ式」の津川博義社長が、約4378万円を脱税したとして、鳥取地検は17日、津川社長を所得税法違反で在宅起訴した。

 起訴状などによると、津川社長は2004から06の3年間、通信教育や著書による所得計約1億5500万円を申告せず、所得税を脱税した。津川社長は脱税の意図はなかったそうだが「収入が記憶できる状況でなくなった」と読売新聞の取材に対してこたえているという。

 津川社長は鳥取県米子市で学習塾を経営。しかし、記憶に関する著書を相次ぎ発表するようになると、TV出演も舞い込むようになった。ちょうど、世の中の漢字検定ブームや、能トレのブームなどに後押しされた背景もあり、つがわ式は全国区の知名度となった。また、他にも任天堂の携帯ゲーム機の漢字ソフトも監修している。

 自身の所得額を記憶できないというだけに、津川社長の記憶術に疑問を感じざるを得ないが、漢字の記憶法は「なるほど」と納得させられる部分もある。漢字の覚えにくい箇所に1カ所だけ丸印をつけて、そこだけ覚える。そうすると不思議と覚えることができるのだという。

 たとえば「薔薇」という書くのがひじょうに難解な漢字でさえも、何回も書き取りしなくても、植物だから両方とも草冠でというふうに全体の雰囲気を把握し、2つの漢字の真ん中部分に特徴的な間違いやすい箇所があり、そこに○をつけて注意するだけだという。また、英文の丸暗記の方法もある。

 高額所得者でも税金に無知、あるいは無関心な人が、こうして毎年のように脱税事案で摘発されていくが、それならば、所得税法など税制を記憶する術を、高額所得者向けに売り出せば、ヒットするかもしれない?

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