総工費11億ドル(約1000億円)という超豪華客船「ユートピア」(韓国・サムソン重工などJV)内の“洋上の億ション”に900万ドル(約8億円)の値がついたことがわかった。
2013年完成予定で、アジアでは初の巨大豪華客船になるユートピア。全長305メートル、重量10万5000トン。アジア初の巨大豪華客船となる。もちろん豪華客船というからには大きいだけではなく、富豪たちから注目を集めていたのは広さ約130~613平方メートルの億ションだ。
先日行われた販売会では、最も高い部屋が900万ドル(約8億円)で入札されるなど、“洋上の億ション”としては破格の値段となった。こうした豪華客船は、パーマネントトラベラーからの需要も相当数あり、顧客の半分以上は米国以外からになりそうだという。またホテルとして、客室も約200室作られる。
モデルルームは、高級ブランド店が立ち並ぶビバリーヒルズのロデオドライブで公開。米国の投資家グループも多く出資しており、その中には、元国防長官で、投資会社カーライル・グループの共同設立者であるフランク・カールッチ氏もプロジェクトに参加している。
船は、カンヌ国際映画祭、リオのカーニバル、五輪、F1モナコGPなどの世界のビッグイベントに合わせて世界各地を航海で巡っていくという。