報酬2000億円を受け取るヘッジファンドマネージャー

 今年は多くのヘッジファンドが好調な運用をしたが、今年のナンバー1ではないかと目されるのが120%という驚異的なリターンを上げている「アパルーサ・マネジメント」で、注目を集めている。マネージャーのデビッド・テッパー氏は20億ドル以上の報酬を受け取るのではないかと見られている。

 ゴールドマンサックス出身のテッパー氏が立ち上げたアパルーサは、現在120億ドルという運用資産規模に成長。その秘密は、今年に入って銀行株を積極的に買いあさったことだった。バンカメ、シティなどの金融株のポートフォリオに占める保有比率は68.1%と圧倒的だ。

 今年年初段階では、まだ紙くず同然でもあった金融株を果敢に買うなど、徹底的な逆張り。今回の判断が大当たりし、さらに金融株と債権の買い増しを行ったそうだ。米国では今年120以上の銀行が倒産した中で、確信が持てなければなかなか投資できない。

 今年のヘッジファンドマネージャーの報酬は、ベスト5に入ることはほぼ確実。ジェームズ・シモンズ氏、ジョン・ポールソン氏らの大御所と肩を並べることになりそうだが、来年以降も好成績を残すことができるのかどうか、アパルーサの動きに業界内外から熱い視線を浴びている。

 ◆ポートフォリオ組み入れ銘柄上位5社
1位 バンカメ
2位 シティグループ
3位 ウエルスファーゴ
4位 フィフスサードバンコープ
5位 サトラスト

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