20人の独身男性が、高級料理店「北京郡王府飯店」(北京ペニンシュラホテル)に集まり、あるネットメディア企画の「富豪限定お見合いパーティー」に参加した。富豪たちが支払ったチケット代金は一枚10万元(約150万円)。気になるお見合い相手は、皆ミス・キャンパス級の美女ばかりだ。
この日午後6時、会場の前には、フェラーリ、ポルシェ、BMWなどの高級車が停まり、お見合いパーティーに参加する富豪たちが次々にやってきた。休憩室では、主催者が選りすぐった20人あまりの女性が、イブニングドレスを身にまとい出席を待っていた。
お見合い相手は、中国全土から選ばれた女性で、年齢は21歳から25歳ぐらい、大部分が芸術関係の大学出身者で、中にはミス・キャンパスという経歴を持つ人も多くいる。
このパーティーを主催する徐天立(ジョ・テンリツ)氏によると、富豪お見合いパーティーは今回で4回目。参加した20人は、保有資産1億元以上(約15億円以上)の富豪で、約150万円のチケット代をはらい、このパーティーに出席する資格を得た人たちばかりだ。
参加者の一人は「散財して美女を選びに来た訳ではありません。10万元は将来の生活をどれだけ重視しているかを表しているんです」と話し、このパーティーで未来の伴侶を見つけ、幸せな家庭を築きたいと真剣に望んでいた。
主催者の徐氏によると、これは現実にセレブな人たちの中にある恋愛・結婚に対する要求で、他人を干渉をするものではない。富豪の「出会い」と庶民の「出会い」の本質は同じだが、富豪たちの要求は高いので、自然と費用がかかるのだという。