芥川賞・直木賞候補発表、兄弟合作作品に注目集まる

 第142回芥川賞、直木賞の候補作が5日に発表された。芥川賞は5作、直木賞は6作が候補として選出された。

 芥川賞は、34歳と33歳の兄弟が合作したことで注目される、大森兄弟の「犬はいつも足元にいて」、覆面作家の舞城王太郎さんの「ビッチマグネット」、俳優の松尾スズキさんの「老人賭博」などが候補になった。

 芥川賞、直木賞の選考委員会は14日に築地の料亭「新喜楽」で開催される。

◆芥川賞
大森兄弟「犬はいつも足元にいて」(文藝冬号)
羽田圭介「ミート・ザ・ビート」(文學界12月号)
藤代泉「ボーダー&レス」(文藝冬号)
舞城王太郎「ビッチマグネット」(新潮9月号)
松尾スズキ「老人賭博」(文學界8月号)

◆直木賞
池井戸潤「鉄の骨」(講談社)
佐々木譲「廃墟に乞う」(文藝春秋)
白石一文「ほかならぬ人へ」(祥伝社)
辻村深月「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」(講談社)
葉室麟「花や散るらん」(文藝春秋)
道尾秀介「球体の蛇」(角川書店)

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