プラダ、リシュモンへの株式譲渡を否定

 ラグジュアリーファッションブランド「プラダ」(PRADA)が、欧州のファッショングループ「リシュモン」(Richemont)に株式を譲渡するのではないかとの報道について、5日正式に否定した。

 ニューヨークポスト紙が、オーナーのミウッチャ・プラダ氏が株式の3分の1をリシュモンに譲渡するとの報道があったものの、プラダサイドが5日、報道内容を否定した。

 この報道が出た背景には2つの理由がある。一つは、プラダが15億ドルともいわれる負債を抱えていること、そしてもう一つはグループ拡張を狙うリシュモンが新たなブランドを欲しがっていることだ。

 プラダは、ナイロン素材のバッグが世界中で大ヒットとなり1990年代には業績を大きく伸ばした。しかし、その後にフェンディ、グッチ、ヘルムートラングなどの有名ブランドの株式も取得するものの、経営の立て直しをすることはできなかった。そうした中で負債を抱えていった。近年は、オーナーのミウッチャ氏も株式上場を検討していたそうだが、市場環境が芳しくないために実現はされていない。

 また、リシュモンは「LVMH」「PPR」と並んで世界の3大ファッションコングロマリットに位置づけられる。ライバルとの競争から抜け出すためにも拡大路線は続けていかなければならず、世界で最も影響力のあるブランドの一つで世界各地に販売網を持つプラダは魅力だ。


プラダ 2010年春夏

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