12日の東京株式市場で、経営再建中の日本航空株に大量の売りが出たものの、値がつかずストップ安となる前日比30円安の37円で比例配分され、旧日本エアシステムとの経営統合後の最安値を更新した。一方で、全日空は前日比12円高の295円となり、明暗が分かれた格好だ。
この日、日航株は878万株の売買が成立。しかし、7億株以上の売り注文が約定せずに残ったままとなった。これは、100%減資して上場を廃止するとの見方が広がり、また、優待廃止との観測も優待目当ての投資家の売りを誘発したようだ。
その一方で、全日空は上昇。また、競合となるJR東海は4%以上の上昇となる2万6000円高い67万4000円となった。