グリーの創業者・田中良和氏(32)が、アジアに3人しかいない35歳以下のビリオネアだとして、「Asia’s Youngest Self-Made Billionaire」と題して米経済誌フォーブス電子版に取り上げられた。
田中さんはグリーの株式51%を所有し、自身が所有する株式の時価総額は16億ドル(約1500億円)に上るという。アジアでは、35歳以下のビリオネア(資産10億ドル以上)は3人。他には中国の不動産デベロッパーのヤン・イアン氏(28)、鉄鋼メーカーのリ・チャオフィ氏(28)がいる。
しかし、ともに事業を親から継承したもので、創業ビリオネアは田中さんだけとなる。そうしたことで、フォーブスが取り上げるニュースバリューがあったということだろう。ちなみに、日本のフォーブスランキングでは18位。グリーはモバイルゲーム事業などを展開するが、現在のユーザーは約1500万人。今後はアジア展開、世界展開でも成功すれば、日本だけでなく世界でも有数の大富豪になる可能性を秘めている。
ちなみに、最も有名な世界のアンダー35の創業ビリオネアには、フェースブックのマーク・ザッカーバーグ氏(25)がいる。同氏はハーバード大在籍時に起業し、同社は1兆円以上の市場価値があるとも見られているが、控えめに見積もった時価総額でも50億ドルで、同氏は30%を保有していることから、15億ドル(約1460億円)だとされている。こちらは世界最年少ビリオネアだ。