米著名投資家ジョージ・ソロス氏が率いるヘッジファンド会社「ソロス・ファンドマネジメント」(運用総資産25億ドル)が、香港にオフィスを設立すると一部で報道された。ソロス氏のNYオフィスのスポークスマンは、コメントを拒否した。
香港には、これまでにも欧米から進出するヘッジファンドもあったが、2007年のサブプライムショックを境に、NYに拠点を置くシタデル、オクジフなどの大手が撤退。しかし、最近になって、中国・香港の成長性に目をつけたり、さらにはロンドンの税率がアップしたことなども含めて、香港に興味を持ち始めたファンドも出てきているのだという。
ソロス氏は昨年11月にタイガーアジアマネジメントのファンドマネ-ジャーだった張氏を雇い入れ、また、中国経済が今後の世界経済の成長エンジンとなる発言をしていることから、中国・香港の将来性を高く評価していることには違いない。