日医工がバイオ後発薬事業に参入

 ジェネリック医薬品最大手「日医工」は14日、富山県滑川市の主力工場に遺伝子組み換え技術などを使って製造するバイオ後発薬の開発技術センターを設置し、バイオ薬品事業に参入することを発表した。

 計画によると、今年11月に着工し2011年12月に完成、12年からの稼働を見込んでいる。開発技術センター7階建て、延べ床面積1万2000平方メートル。投資額は約25億円。同社は「世界に挑戦する戦略的な開発拠点として、原薬から製剤開発・生産・品質管理機能を集約することで「超品質」なジェネリック医薬品の開発及び品質保証体制強化を目的」と位置づけている。

 バイオ医薬品は副作用が少ないなどの利点があり、ジェネリックとして開発すれば、新薬より価格を安くできるために市場競争力は高まる。

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