「胡潤百富」が中国の富裕層のライフスタイルと彼らが好むブランドを調査した「Hurun 2010 Best of the Best Awards」を14日に発表した。同調査は2009年4月から11月にかけて、1000万元(約1億3000万円)以上の資産を保有する富裕層383人を対象として行われたもの。そのうち資産が1億元(約13億円)以上の人は66人だった。
同調査によると、全体的傾向としては中国富豪の平均年齢は41歳であり、男女比は7対3だった。彼らは平均3台の車、4.4個の腕時計を所有し、腕時計や真珠・宝石類、芸術品などをコレクションすることを好んでいた。
職業はサービス業、建築・不動産業、製造業を営む人が多く、中国経済発展の先行きについては楽観的考えの人が多かった。また健康を気遣っている人が多く、休暇は平均16日、富裕層の1/3は飲酒をせず、1/2は禁煙家で、7割が定期的健康診断を受けていることがわかった。
北京や上海のような大都市とそれ以外の都市では、同じ富裕層でも明らかな差異があった。大都市の平均年齢は40歳、その他の都市の平均年齢は43歳で、女性富豪の数は大都市の方が多かった。また大都市の富豪の資産は賃金と投資から成る傾向が強く、その他の都市では不動産などで形成した人が多かった。