261大学が参加した関西最大級のミスコンテスト「プリンセス関西」が先日、大阪市内で行われ、グランプリには関西学院大学1年生の斉藤理沙さん(19)が選ばれ、涙声で「自分がなるとは」と声を詰まらせて喜んだ。本人はもちろんだが、学校関係者、OBたちも同様だった。中には「これからは、うちからも女子アナがいっぱい出るぞ」と喜んだ学校関係者もいたほどだが、それはなぜか。
斉藤さんが在籍する、関西学院(以下関学)とは兵庫県西宮市のミッション系の総合大学。大阪はもちろん、芦屋、神戸などから富裕層の子弟も多く通う。小中学校受験の競争が全国一厳しい地域にあるだけに学力レベルも高く、しかも、女子学生は美形のお嬢様が多いと評判。受験産業界では、ハイソさと学力から「西の慶応」と呼ぶ人もいるほどだ。
ただし、慶応と比べると如何せん、全国区の知名度の差は歴然だ。そこが歴代の学校トップ以下の悩みでもあった。また、慶応には「ミス慶応」という輝かしい歴史を誇る冠のミスコンテストのタイトルがあり、女子アナウンサーなど社会に人材を輩出している。