アレクサンドラ・コステニュークさん(公式HPより)
2001年、チェスの世界女子選手権で17歳ながら決勝まで進んで、おしくも涙を飲んだ少女がいた。後に世界チャンピオンとなるこの少女こそが、コステニュークさんだった。ロシアはチェス王国として知られ、多くの有名チェスプレーヤーがいる中でも、人気実力ともにナンバー1だ。
コステニュークさんは、5歳の幼少時から父親にチェスの手ほどきを受けて、それ以降20年にわたってチェスに携わっている。現在は王者という立場はもちろんだが、その美貌に注目が集まっており、ヴォーグ、エル、マリクレールなどのファッション誌の表紙にもなるほどだ。
本人もそのあたりは分かっているため、チェスを広めることに意味を感じており、むしろ表に出ることをいとわない。かつてインタビューでは「女性は、結婚、家庭など男性とは違う事情があり、チェスを続けることは難しい」と語ったこともある。しかし、コステニュークさんは現在、夫と一女がいる家庭にも恵まれている。