J・ロジャーズ氏が株式市場に「調整リスク」を警告

 シンガポール在住の著名投資家ジム・ロジャーズ氏は、世界の株式市場について「調整するリスクがある」と述べた。

 ブルームバーグのインタビューに応じたもの。ロジャーズ氏は「10カ月もの間、上がり続けてきた」と株式市場について言及した上で「調整するリスクがある」とした。現状は、世界各国で政府の景気刺激策によって株式市場に資金が流れ込んだせいもあり、MCSIワールドインデックス(世界の主要49株式から成る指標)の2007年につけた安値から、すでに67%上昇している。

 またインフレ懸念、金利上昇懸念について「巨額のお金が今も世界中で印刷され、通貨が不安定になり金利上昇の原因になりうる」とも語った。

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