【(2)東京ミッドタウン・レジデンシィズ】 モダンでスマート、ビジネス最優先の経営者に人気
2007年3月に旧防衛庁跡地にできたミッドタウン。ミッドタウン・イーストの12階~24階にある「東京ミッドタウン・レジデンシィズ」、住宅専用の独立棟「ザ・パーク・レジデンシィズ・アット・ザ・リッツ・カールトン東京」、ガレリア側に位置するサービスアパートメント「オークウッドプレミア東京ミッドタウン」の3つがあります。
どの棟にも24時間フロントマンが待機し、セキュリティは万全。ミッドタウンのショップで買い物した場合、無料で部屋まで届けてくれポーターサービスもあります。賃料はミッドタウンが40万円台~130万円台以上、リッツカールトンが40万円台~180万円台以上、一ヶ月から契約できるオークウッドは70万円~260万円。
ミッドタウン・レジデンシィズの一番の特徴は、自宅としてだけでなく、仕事場として選ばれているということです。フロントラウンジやエントランスは、若いビジネスマンに適したモダンでスマートなデザイン。六本木駅から直結のためアクセスもよく、ビジネス優先の人には非常に住みやすいマンションと言えます。実際、会社が経費を出して社宅としたり、接待用ラウンジとして使用するケースもあるそうです。
一戸建て住宅をすでに持つ経営者や弁護士などが、仕事用の別邸として借りているケースもあります。IT系の会社を経営するFさん(30代)も、セカンドハウスとしてミッドタウンを選択しました。
「オークウッド、リッツカールトンと比べて若い人向きの雰囲気ですね。お洒落なBARのようなフロントラウンジのデザインが気に入りました。コンシェルジュサービスはありがたいですが、リッツカールトンと違ってルームサービスはないのが不満です。コンシェルジュの質はもっと高めてほしい。」(Fさん)
そして、ここでもパーティーにまつわる問題はあるそうです。
「最近、美容整形外科医のグループが部屋で合コンをしていることが多いですね。ミーハーな酔った女性たちがエレベーターや通路で騒いでいるのが不快です。ミッドタウンの中では審査が甘いから仕方がないのかもしれません。」(Fさん)
【ミッドタウン】
GOOD!
・モダンデザイン、若いビジネスマン向き
・多目的セカンドハウスとして利用しやすい
・東京メトロ六本木駅に直結
BAD?
・若い医師や経営者たちが、合コンを頻繁に開催
・コンシェルジェの質がリッツほどではない