世界的な金融危機にもかかわらず、中国で爆発的な成長をみせている市場がある。
中国新華ネットは、2009年中国の映画市場の興行収入は前年比42.96%増の62.06億元(約819億円)に達し、史上最高額となったと報道した。このうち、中華人民共和国建国60周年記念映画「建国大業」は40億元(約528億円)を超え、中国国産映画の興収新記録を樹立。このほか、ハリウッド映画の「トランスフォーマー2」や「2012」などの作品も共に4億元(約52億円)を超えた。
中国政府の関係者は「2009年中国映画の興行成績は、中国の映画産業が黄金期を迎えたことを表している」と話す。映画産業は中国市場の中でも、急速に成長している分野の一つだ。それは中国の国策でもあるからだ。