世界の不動産投資先で、現在は英ロンドンが投資家の間で最も注目されていることがわかった。
米国の会計事務所プライスウォーターハウスクーパースなどが実施した調査で明らかになったもの。ロンドンは金融危機が起きるまでは、世界一地価が高く、またオフィスなどの賃料も世界一高かった。
しかし、現状はポンド安、税率のアップなどで金融関係者がスイスなどの税率の低い国に拠点を移すなどして不動産価格が下落していることが影響。ここ20年ほどで最大の下落を記録しており、歴史的な買い場にあるとの認識が投資家の間に広がっている。
ロンドンには今、欧州だけでなく、中国人をはじめアジア系の新しいプレーヤーの参入が著しいのだという。メイフェア、ベルグレイビアなどの超高級住宅街も例外ではないそうで、不動産バブルもあるのかもしれない。