関西社会経済研究所は、全国780市の行政サービスコストの研究結果を発表し、自治体の生産性トップは富山県小矢部市であることあがわかった。
同研究所は民間シンクタンクで、各自治体の2006年度の決算や職員数などのデータを基に、人口1人当たりの自治体職員の人件費を試算した。人口や面積などでばらつきが出るために、人口1人あたりで算出している。
富山県小矢部市の人口1人当たり人件費は年1万838円。平均人件費2万5179円を下回った。2位も同じ富山の滑川市だった。
また、関西では約60%の市が、また大阪府では約70%が全国平均を上回った。この調査結果からは、関西にはまだまだ、給与水準が平均より高い自治体が多く、改善の余地があることがうかがえる。