ジャコメッティ銅像がアート競売史上最高額95億円で落札

 スイスの彫刻家アルベルト・ジャコメッティ作のブロンズ像「歩く男」が3日、英ロンドンで開催のオークションで、6500万ポンド(約95億円)の美術品史上最高額で、落札された。

 これまでの史上最高額は約1億410万ドルで落札されたピカソの絵画「パイプを持つ少年」だった。今回のジャコメッティのブロンズ像は、ドル換算んら約1億430万ドルで、それを上回ることになる。今回の落札者の名前は明らかにされていない。

 ジャコメッティは、針がねのように細く長く引き伸ばした独特な人物像を製作。高い評価を受けた。シュルレアリズム、キュービズムなど様々な影響を受け、生前はピカソら多くの芸術家たちと親交があった。

 この作品は以前、ドイツのドレスナー銀行が所有していたというが、コメルツ銀行に買収されて所有権が移転。出品者はコルメツ銀行。

 アートマーケットは一時のようなロシア、中国、中東などのように新たな参入者が出てきた一昨年までとは違い、昨年は活気に乏しかった。だが、多くの関係者の見方は今年は復活するのではないかというものが多く、年初2月に史上最高額が出たこともあり、再びアートメーケットへ人が戻ってくるきっかけとなる可能性がある。


ジャコメッティ作「歩く男」

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