就任1年のオバマ大統領、日本の評価は64.9点

 ライフネットは4日、日本の10代~50代の男女に行った「オバマ大統領に関する調査」の結果を発表した。それによると、就任1年から経つものの日本でのオバマ人気は健在で、支持率90.7%と前年同月比アップし、就任1年目の評価は「64.9点」だったことがわかった。

 就任後1年が経過したオバマ大統領のイメージについて尋ねたところ、1位は「新鮮である」44.6%、2位「演説が魅力的」38.7%、3位「革新的である」38.2%、4位「リーダーシップがある」24.1%、5位「アメリカの多様性の象徴である」21.8%だった。

 オバマ大統領を支持するかどうかについては、どの世代も9割前後(全体平均:90.7%)の支持率があることがわかった。この高い支持率は、米CNNテレビとオピニオン・リサーチが行ったアメリカでの世論調査結果である支持率51%(2010年1月12日発表)を大きく上回り、日本においてオバマ大統領への期待が衰えていない状況が明確になった。

 就任1年目の評価は、全体の平均評価点は64.9点(100点満点中)となった。オバマ大統領を「支持する」・「支持しない」別で見ると、「支持する」人の平均評価点は67.0点、「支持しない」人の平均評価点は44.2点となり、オバマ大統領を支持していても、採点は厳しめに見ている人が多いという結果だった。

 「オバマ大統領に期待していたこと」のトップになったのは、「金融危機の克服」60.9%が半数以上で、2位「環境政策への取り組み」44.9%、3位「日本経済への好影響」43.6%だった。オバマ大統領の「実績として評価できること」を聞いたところ、「評価できるものはない」58.6%と半数以上が、評価できる実績はないと回答し、期待度に対して非常にシビアな見方をしていた。一方、評価できる実績は「環境政策への取り組み」が18.1%、「金融危機の克服」が17.5%で、この2項目が10.0%を超える結果となった。

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