北新地高級クラブが2億円所得隠し

 大阪・北新地の高級クラブ「マダム小阪」が約2億円の所得を隠し、所得税約7800万円を脱税したとして、大阪国税局は、所得税法違反罪で女性経営者(58)の夫で経理担当者(60)を大阪地検に告発していたことがわかった。営業実態が把握しづらい高級クラブ、キャバクラなどが最近は摘発事例が出てきており、見せしめ以上に当局の取り立て意識が過去にないほど高まっているようだ。

 産経新聞の報道によると、売上は年間5億円前後でトップクラス。座るだけで1人5万円という料金で、30人のホステスが勤務していた。経理担当の夫が、昨年12月までの3年間で女性経営者の所得を7600万円と過少に申告していたという。また、女性経営者は北新地社交飲料協会の常務理事も務めている。

 高級クラブの多い北新地も景気の影響を受けていることに例外はなく、倒れる店舗やさらには廉価な店舗が出てくるなどしていた。横同士のつながりは強い世界のため、同店が儲かっているという話はすぐに広まっていった。

 従来までだと、営業実態の把握が難しいクラブを脱税容疑で告発することはあまりなかった。もちろん、すべての経営者が不正をしているわけではないが、源泉徴収税をそのまま申告せずにフトコロに収める経営者もいたり、また、従業員女性の出入りが激しかったりするなど、照合が難しく、なかなか摘発するところまではいかなかったのが実情だ。

 また、自分の所で雇用しているにも関わらず、ペーパーカンパニーの派遣会社から派遣されている風に装うなど色々なことが行われてきたようだ。取れる所から何としてでも取る。税収が減少している税務当局にとっては、今後は水商売だけでなく、色々と新しい所に踏み込んでいくことが想像できる。

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