伊ファッション界の大御所をビビらせた女帝の一言

男も震え上がらせる女帝


アナ・ウインター氏
 米ヴォーグ誌の名物編集長アナ・ウィンター氏(Anna Wintour)が、ある“暴挙”でイタリアファッション界を混乱させたとして、波紋を呼んでいる。

 アナ・ウィンター氏と言えば、ファッション界でもっとも影響力がある“女帝”として知られる人物。ファッションショーの最前列で、大きなサングラスにボブカットの定番スタイルで足を組む姿は、世界的なデザイナーをも震え上がらせるほどの存在だ。映画『プラダを着た悪魔』のモデルとなった女性、というと分かる人も多いだろう。

 現在60歳のアナ・ウィンター氏は、22年前に米ヴォーグ誌の編集長に着任し、優れたファッションセンスとビジネスセンスで着実に売上げを伸ばし、ヴォーグを巨大メディアへと成長せしめた。“表紙はファッションモデル”というのが定説だった時代に、女優を表紙に採用したのも彼女。これは世界的な“セレブリティブーム”の火付け役となった。ファッション・ジャーナリストとしての視点も秀逸で、ぶれることがない。

 デザイナーにも大きな発言力をもち、ジョン・ガリアーノ氏やマーク・ジェイコブス氏をはじめ、「アナ・ウィンターのおかげで今日の自分がある」と畏怖するデザイナーも多い。彼女のオピニオン次第で、新人デザイナーはスターになり、一夜にして新たなトレンドが作られる。そういっても過言ではない。

 その彼女がミラノコレクションを目前にした2月上旬、ファッション関係者を震え上がらせたのだ。

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