シティバンク元幹部が1.3億円の所得隠し

 米金融大手シティバンク銀行の北出高一郎・元幹部(61)が、海外口座にストックオプションで得た所得約1億3000万円を隠し、約3000万円を脱税したとして、東京国税局から所得税法違反容疑で東京地検に告発されていたことがわかった。

 報道によると、北出氏は在日支店プライベートバンク部門の元代表。2004年に同部門で脱税目的の不正口座の開設などが発覚していた。ストックオプション行使して、海外のプライベートバンク口座に移管したという。すでに修正申告済み。

 当局は、北出氏が日本国内に住所を置いていると判断。海外には居住実態がなく、所得税を隠すために海外口座を利用したと見たようだ。北出氏は2007年に、レーシック専門の医療技術を提供するアドバンストメディカルネットワークを設立。代表取締役を務めている。

 また、外資系証券大手「クレディ・スイス証券」の社員ら約100人が、ストックオプション制度で得た所得を申告していなかったとして、東京国税局から合計約20億円の申告漏れを指摘されていたこともわかっている。

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