チャイナドリームで富を手にした中国の一人っ子たち

 金氏は1984年生まれ。2005年、大学を休学し、浙江精功集団の会長である父、金良順氏からの投資を受け、幼いころから好きだったオンラインゲーム業界に参入、渡口網絡を設立した。その後、市場を台湾や香港、タイなどのアジア周辺諸国にも広げ、わずか2年で10億円の資産を築きあげてしまった。現在はヨーロッパやアメリカへの本格的な進出を図っているという。

 第2位はあわせて6人で、資産平均は1億元(約13億円)。このうち、達貝妮(たつ・ばいじ)氏と、李玟陽(り・びんよう)氏は女性の起業家で、若く美人のCEOとして多くの中国メディアで取り上げられているようだ。

 ITという新しい分野に果敢に飛び込み、若い感覚で次々と新しい事業を起こしている中国の80後世代。彼らが中国のネット業界の未来を背負っている事は間違いない。経済成長が著しい中国で、新たにどんなチャイナドリームが生まれるのか注目だ。

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