大手ヘッジファンドがソフトウエア会社に買収提案

 ヘッジファンドのエリオット・アソシエイツは、ソフトウエア企業ノベルに対して20億ドル(約1800億円)で買収を提案したことが明らかになった。

 フィナンシャルタイムズによると、エリオット社は運用資産額約160億ドルのヘッジファンドで、すでにノベルの発行済株式8.5%を保有。1株価格を5.25ドルに設定、前日終値より21%のプレミア価格をつけて買収を提案した。

 ノーベルは昨年第4四半期で利益は6%下がったものの、エリオット側は同社には10億ドルのビジネス価値があるとしている。昨年からグーグル、マイクロソフト、IBMなどがソフトウエア企業を相次いで買収しており、今後は草刈り場の一つとなりそうだ。

 エリオット・アソシエイツを運営するエリオット・マネジメントの創設者ポール・シオンガー氏は、ハーバード大卒の弁護士資格を持つという異色の経歴。手堅い運用スタイルは業界でもよく知られており、2006年にはサブプライムローンを「歴史的な詐欺」と言い切ったほどの洞察力を持つ。

 今回の買収提案は、ノーベルに現状以上の価値を認め、立て直した上でさらに高値で売却しているのではないかと見られる。

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