ルイ・ヴィトンなどを傘下に収める世界最大のラグジュアリーブランドコングロマリット「LVMH」グループのサイト「NOWNESS.COM」がスタートし、好評となっている。こうした動きは今後より一層、業界にオンライン化が進む契機となりそうだ。
ルイ・ヴィトン、クリスチャン・ディオールなどをはじめとしたファッションだけでなく、現代芸術やライフスタイルまで幅広くカバー。総合情報サイトとなっている。
LVMHは、昨年12月期通期決算は、純利益が前期比で13%減の17億5500万ユーロ(約2100億円)だった。ブランドは回復傾向にあるが、多数のブランドを傘下に持つために、全ブランドの足並みがそろわなかった。新興市場に出店を増やすと同時に、熱心なのがネットショップなどのオンライン化だ。
だが、特にオンラインショップを導入したブランドは伸びており、また、パリ、ミラノのコレクションでもオンラインで中継が行われるなど、新しくて古いファッション業界にも一気にオンライン化が押し寄せている。今後はネット戦略が甘いブランドは淘汰されていくかもしれない。