不動産デベロッパーのタカラレーベンは5日、既存株主に1株1個の新株予約権の無償割当を行い、最大約47億円を資金調達すると発表した。
この方法は「ライツ・イシュー」と呼ばれる珍しいもので、同社は3月31日を基準日として、株主名簿に記載された株主に、普通株式1株に対して1個の新株予約権を割り当てる。
ただし、株主が権利を行使するか否かで調達額は変わってくる。最大で同社の調達資金は約47億円になる。
同社は、ライツ・イシューを選択した理由として【1】既存の株主様の利益保護【2】資本の増強【3】大規模な資金調達の実現―の3点を挙げている。
調達予定資金は、新築分譲マンション事業やリニューアル事業などで中古物件の取得資金に充てる予定。