FXで4.5億円脱税の元ヒルズ族!その後

年利14.6%、1日あたりの金利5万円


納税関係の証明書
 脱税は、国税庁の判断によって、罰則の軽重が決められる。磯貝氏の場合は、1億6000万円の所得税法違反の疑いで刑事告発された。さらに、重加算税として6000万円が加わった。下図【1】にあるように、延滞税として14.6%の年利を支払っている。磯貝氏の場合は、1日あたり約5万円に相当するのだという。さらに、磯貝氏の場合は刑事告発されたために、現在は公判中で【4】の刑事罰が上乗せされる可能性がある。

【1】悪質ではないもの
 (当初の申告納税期限から2カ月は約4.7%、それ以後は14.6%の延滞税)
【2】少々悪質なもの(15%の加算税)
【3】仮装・隠蔽など悪質なもの(追加税額約40%の重加算税)
【4】悪質でしかも巨額のもの(刑事罰)

 「この延滞税の14.6%というのは、うまくできた数字だと思います。だって年利が低いと誰も払わないだろうし、逆に高すぎると抜け道を探す人が出てくるでしょうからね。ただし、他の借金とは違って本税が先に減っていきます。利息はあとで支払うような形になります」

 1日5万円とは、1カ月あたり150万円ということ。口で言うほど簡単なことではない。重加算税約6000万円と合わせて約2億2000万円の課税義務を負ったものの、現在は約1億7000万円まで返済が進んでいる。

 本業であるリサイクル業に励み、さらには、FXも現在は手法を変えて行っている。その模様を少し紹介しておく。

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