フィギュアスケートの世界ジュニア選手権が11日オランダで行われ、フリーの演技で巻き返した羽生結弦選手(15)=はにゅう・ゆづる=がショート3位から逆転し、優勝した。日本人選手の優勝は2005-2006シーズンの小塚崇彦選手以来となる。
羽生選手は、ショートで3位で、フリーではトップの147.35をマークし逆転優勝した。13歳でトリプルアクセルを決めるようになった期待の選手。また、ジャンプだけでなく、柔軟性も高く、ビールマンスピン、レイバックイナバウアーなども得意とする。現在は仙台市の中学に在学中。トリノ五輪金メダリスト荒川静香さんの振付師を務めたこともある阿部奈々美氏の指導を受けている。
世界ジュニアはこれまでに、バンクーバー五輪の日本勢男子の高橋大輔、織田信成、小塚崇彦の3選手がそれぞれ優勝している。