アブダビ投資庁が成績を初開示、年利は6.5%

 世界最大級のソブリン・ウエルスファンドの一つ、アブダビ投資庁(ADIA)が設立以来初となるリターンを公開し、過去20年の平均リターンが6.5%であることがわかった。

 年率6.5%というリターンだが、資産規模もわからないために他の機関投資家との比較は難しい。今回の発表で、その一端はわかったものの、全体像が見えてこなかった。

 アブダビ投資庁は、首長国が100%出資し、天然資源の枯渇に備えた将来世代のために金融資産の保全と有効活用を目的として1976年に設立された。資産規模は非公開とされているが5000億ドルから1兆ドルと外部評価がされている。

 アラブ首長国連邦日本国大使館によると、海外投資を基本とし、政府から直接的な干渉を受けない独自の投資戦略を有している。ファンドマネージャーに委託したポートフォリオ投資が大半を占め、短期売買ではなく、世界で通用する高い技術力を持つ企業に長期で株式を保有するのが特徴。最近では新興市場への参入を計画している。一方で流動性確保のために、債権を一定の比率で保有している。全体としては、米国への投資が多い。日本への投資は約400億ドルだという。

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