36歳にして神格化、資産3600億円のトレーダー

 先日発表があったフォーブスの億万長者番付で、ランキングの中で2番目に若いジョン・アーノルド氏(総資産40億ドル、ランキングは212位)が密かな注目を集めている。

 アーノルド氏は、SNSフェースブックの創業者マーク・ザッカーバーグ氏(25)に次いで若い36歳。ヘッジファンド「ケンタウルスエナジー」の創設者でヘッジファンドマネージャーだ。

 多くのヘッジファンドのように、NYなどには拠点を置かずにヒューストンが本拠地。他の大手ヘッジファンドでも苦手とする、エネルギートレード専門で、その世界でほぼ一人勝ちを収め、一目おかれる存在だ。なのに、マスコミに登場することはなく、人物像は謎に包まれている。

 経歴としては、ヴァンダービルト大学を3年で卒業し、21歳でエンロンに入社。エネルギートレードの神童と称され、その後は2002年に自身のヘッジファンド会社を創立した。年率100%以上で回した年度が多いのだが、出資の募集はしていないのだという。投資家にとっては残念なところだが、そうした点も、この若者を神格化しているのかもしれない。

 同じビリオネアの付き合いは、ヘッジファンド業界というよりは、ビル・ゲイツ氏や、ウォルマート創業家ウォルトン家などと交流が深いとも言われている。

 昨年はヘッジファンドマネージャーの報酬ランキングでは15億ドルで3位。すでにヘッジファンド界の新帝王ジョン・ポールソン氏の王朝を脅かす存在に育ちつつあり、今後も楽しみな金融業界新世代の筆頭格だ。

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