アノ10億円の寄付金のその後(神奈川県南足柄市、横溝千鶴子さん)

横溝千鶴子さんの寄付金は今

 一個人が10億円という巨額の現金を自治体に寄付金として贈ったのは2007年の末のこと。当時はセンセーショナルな報道がなされ、世間も色めき立った。1年という時間が過ぎた今、報道されることもなくなったが、あの10億円は一体どうなっているのか? 神奈川県南足柄市と、寄付者である横溝千鶴子さん(89歳)の周辺を追った。

 まずは、事の概要を少しおさらいしておくと、横溝さんが88歳の誕生日となる2007年11月16日に、故郷である南足柄市(旧・南足柄村)に10億円を寄付。本人は40年以上前から寄付することを決めていたそうで、自治体に一個人がこれだけの金額を寄付したことは、例がないという。

 それもそのはずで、10億円という金額は同市の教育費予算の53%を占めるという大金。横溝さんはもちろん、市にとっても絶対に失うわけにはいかない金額。実際の行政の現場ではどのように扱われているのか?


南足柄市に10億円を寄付した横溝千鶴子さん(「広報みなみあしがら」より)

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